コラムTOP > バックナンバー・インデックス > 〜春特集〜 スギ花粉症 Q&A


今や国民病とも言われるスギ花粉症の季節がやってきました。そこで今回はスギ花粉症のQ&A特集をします。ぜひ参考にしてみてください。

[Q1] スギ花粉症が増えていると聞きますが、本当でしょうか?
[A] いろいろな調査でスギ花粉症の患者さんが増えていることが示唆されています。原因としては、食生活の変化、ストレス、大気汚染、屋内の化学物質などが考えられます。

[Q2] 今年のスギ花粉飛散量は? いつ頃から?
[A] 東日本では例年を上回るスギ花粉の飛散が予想されます。飛散時期は2月中旬〜6月前半になります。
※ちなみに、その他の花粉の飛散時期はおおよそ、イネ科(2月〜11月)、ヒノキ科(3月〜5月)、ブナ科(3月〜6月)、イチョウ(4月〜5月)、マツ(4月〜6月)、ブタクサ科・ヨモギ科(8月〜10月)と言われています。

[Q3] 目や鼻以外にどんな症状がありますか?
[A] 頭重感や倦怠感などの全身症状、のどの痛み、口腔内の痛みや異物感などもあります。

[Q4] アレルギー性結膜炎のケアは?
[A] 今までにスギ花粉によるアレルギー性結膜炎と診断した患者さんにはスギ花粉の飛散のはじまる前から、坑アレルギー点眼薬をはじめていただいています。さらに飛散後症状が悪化した患者さんにはステロイド点眼などを追加処方していきます。ステロイド点眼は稀に眼圧の上昇などの副作用が生じることがありますので、眼科医の処方とチェックを受けてください。

[Q5] スギ花粉によるアレルギー性結膜炎の回避の方法はありますか?
[A] 外出時に防御カバーのついたメガネやゴーグルを使用することが最も効果的です。帰宅時、衣類に付着した花粉をよく払い、洗顔、うがいを忘れずに。また花粉情報をこまめにチェックしてお出かけの予定の参考にしましょう。外で干した布団や洗濯物はよくはたきましょう。

[Q6] コンタクトレンズを使用しているのですが?
[A] 症状の強いときはメガネにしたほうが望ましいです。軽症の方は点眼を併用してコンタクトを装用してください。帰宅時に防腐剤の含まない点眼剤で花粉を流してしまいましょう。重症な方は必ず眼科医の診察を受けてください。